OSインストール編

まず、全体的な流れをまとめておくと、

  • 1.ストレージを本体にセット
  • 2.本体を起動
  • 3.インストールメディアからブート
  • 4.ストレージにOSをインストール
  • (インストールしたOSが古ければ、インストールしたOSから最新OSまで更新)

ここで重要なのが、インストールメディアが必要な点。

コマンド + Rは使えないのか

下調べをしらべている人は、「コマンド+R」などでOSをインストールしようと思っている方がいるかもしれません。 結論を先にいうと、初期型MacProはストレージが空の状態ではこの機能をもっていません。

知らない人向けに

Macには標準で起動中に「コマンド+R」を押すことで、「復元」を呼び出すことができるます。 Windowsでいうところのインストールメディアだったり設定からいける「回復」とだいたい同じ機能を持つものと言ってよいでしょう。 さらに個人的にすごいと思った機能として、先ほどと同じタイミングで 「オプション+コマンド+R」を押すことで、インターネット経由でOSをダウンロード、インストールができます。 しかしこれは最近のMacの話であって、古いMacには対応していません。

インストールメディアの入手方法

考えられる方法として

  • 1.購入時についてくるインストールDVDを入手する
  • 2.ほかのMacからインストールメディアを作成する
  • 3.他人からインストールメディアを買う、譲ってもらう

そう、windowsしか持っていない場合はインストールメディアを入手するために買うなり他人のMacを借りるなりしなければなりません。 ちなみにインストールメディアの作成自体はMacがあれば無料でできます。 まあMacOSである必要がないひとは、windowsやほかのUnix系OSを入れるのも一つの手ですが...

買うべきOS

なかなかのスペックを有する初期型MacProですが、発売から10年近く経過している関係上、最新OSが入りません。

したがって、

  • プリインストールされていたOS以上
  • 対応しているOS以下
のOSを選ぶ必要があります。初期型MacProにも2006年製から2012年製で対応するOSが変わってきますので、あらかじめ調べておいてください。 例として、自分のMacProEarly2009を挙げると、
  • プリインストールがOSX10.5.6
  • 対応している最新OSがOSX10.11.6
なのでOSX10.5.6~10.11.6から選ぶ必要があります。 しかし、この間で公式が売っているOSは10.6のスノーレパードのみ。 かなり前のOSなので、入手性は非常に悪いです。 現実的なのは、ヤフオクなどでインストーラを代行して作っている人にお願いすることでしょうか。自分はそうしました。

まとめ

HDDが抜かれている個体かつMacがない方は、新たにインストールメディアの購入が必要。 したがって、非Macユーザには努力が強いられるでしょう。

初期型MacProのおすすめポイント編は次の記事へ

初期型「ジャンク」MacProを修理、サブPC運用した話3(まだかいてない)